電池交換について

電池で動いている時計に関しては、定期的な電池交換が必要になってきます。

電池の寿命は大体2年前後が目安になります。時計によって使われている機械がことなりますので、2年以上動く時計もあります。

また、使用年数が長くなればなるほど、機械の状態によっては早く止まってしまうこともあります。

 

電池の品質

腕時計の電池は、よく見かける汎用電池よりも厳しい品質保証が要求されます。

①腕時計自体小さいので、中に使われている機械はさらに小さいということになり、電池は小さい機械に入るような小型のものが要求されます。

②時計は何年も動きますので、何年も動かすための電池容量が要求されます。

③電池で動いている時計は高い精度をもっています。高い精度を維持、長期間正しい時間を表示させるため安定した電圧が要求されます。

④-10℃~+60℃程度の範囲内の厳しい使用環境に耐えられる特性が要求されます。

⑤電池が液漏れしてしまうと、電池と回路の導通不良や歯車の破損につながるため、耐漏液性に優れていることが要求されます。

⑥長期間保存されていても、電池容量の極端な減少、液漏れなどが起きない事。

 

取り扱い電池

当店が電池交換の際に使用している電池についてご紹介します。

当店では、セイコーサービスセンターから電池を仕入れております。セイコーの電池は腕時計のことを考え作られた電池です。

上記で説明させていただいた品質に関しましてはもちろんですが、環境への配慮もされており電池はすべて無水銀化されます。

①長時間持続する安定した電圧(初期放電電圧推移試験)。

②低温・高温環境下(-10℃~+60℃)でも性能が安定する優れた耐漏液特性。

③長時間の保存にも適応して安定する長時間保存を実現。セイコーの厳しい品質基準に準拠した性能を保持しています。

④無水銀化に伴い、“0%Hg”の刻印を正極缶面に刻印し、有水銀電池との違いを明確にしています。

高い品質の電池を使用しておりますので、安心して電池交換をご依頼ください。