日付けを修正する際に、カレンダーの操作ができなくなってしまった事はございませんか?

カレンダーが故障する原因は、主に歯車の破損、部品の油切れが考えられます。

部品が故障しない為には

カレンダー機能には、日送り車、日早送り車などの歯車が使用されています。

日送り車とは、時間を進めた時に、針と連動してカレンダーを回す部品です。

もう一つの日早送り車は、リュウズとかみ合いカレンダーを進める役割をしています。

日付が変わらなかったりカレンダーの操作ができない場合、これらの部品が損傷している可能性が考えられます。

また、損傷の原因として、カレンダー操作禁止時間帯に操作をしてしまったといケースもございます。

カレンダー操作禁止時間帯とは

一部の時計を除き、時計にはカレンダー操作禁止時間帯が決められており、

その時間帯に手動操作をした場合、故障につながる恐れがあります。

禁止時間帯として、一般的に午後9時から翌午前4時までの時間帯が定められております。

製品によっての差異はございますが、その時間帯に日送り車とカレンダーが噛み合う為、無理やりに時計を操作してしまうと歯車の損傷につながります。

無理な操作は内部の部品の損傷の原因となり、直すにはオーバーホールと部品交換が必要となるでしょう。

日付修正だけでなく、時計の様子がおかしいなと思った際はお早めにご相談ください。