クオーツ時計(電池式時計)の寿命とよりよい使用・保管方法!

今回は、クオーツ時計の寿命と保管方法についてご紹介します。

機械式時計とクオーツ時計、ソーラー充電式の時計など、腕時計にはさまざまな種類がありますよね。

それぞれの特性を考慮し、ご自身のライフスタイルに合わせて時計を購入する人も多いと思います。

中でもクオーツ時計は、比較的値段が安いものが多く、気軽に購入できるものとなります。

そのクオーツ時計ですが、電池を駆動の動力として動作しておりますので、使用しているといつか電池の寿命が来て時計も止まってしまいます。

電池の寿命につきまして、腕時計に使われる電池には大きく分けて2つ種類があり、それぞれで寿命も変わってきます。

まず、一般的に多く使われている電池が「酸化銀電池」といわれるものとなります。

こちらはおおよそ2~3年で電池の寿命がきます。また、2針よりも3針タイプなど、機能が増えると駆動の力も大きくなりますので、寿命が少し短くなる傾向です。

つぎに、タイマーやカレンダー、デジタルの腕時計に多く使われている電池が「リチウム電池」といいます。

こちらは酸化銀電池よりもとの電圧が高く、約5~10年もちます。

クロノグラフがついていたり、アラームがついている時計で、その機能を多く使うとやはり電池の消耗も早くなります。ただ、リチウム電池の時計の場合はその機能がついていても、酸化銀電池より長持ちするので、3~5年は持ちます。

さて、このようにクオーツ時計はどうしても電池切れは避けられず、いつか止まってしまう時がきます。

しかし、内部の電子部品やパーツが悪くなっていない限りは電池交換で再度動きだします。

時計を長く使うためには、やはり保管方法・使用方法が大切になってきますので、

次にクオーツ時計を長く使う工夫を紹介します!

①電池が切れたら電池交換 古い電池は外す!

電池が切れたままの状態で置いておくことは、個人的に時計の状態を悪くする一番の原因だと思います。

なぜかと言うと、電池が切れたままの状態で置いておくと、電池が漏液してしまい機械内部に液が侵入し、部品がサビてしまったり、分解掃除が必要となってしまいます。

最悪の場合、電子部品が故障し、分解掃除でも治らない可能性も出てきます。。。

使わない場合でも、切れた電池は抜いておく事が必須です!時計店でもそのような修理を受けるところもありますので、大事な時計は切れたままにせず、時計屋さんに持ち込んでください。

②磁気を発生する場所に置かない!

電化製品に時計を近づけると、腕時計が磁気を帯びる「磁気帯び」の状態になります。

クオーツ時計が磁気を帯びると、部品1つ1つが磁石のようにくっつき正常に作動しなくなってしまうのです。

パソコンやスマホ、バッグの金具等、磁気ブレス等、身近なところに磁気を発するものは多く存在します。

出来るだけそのような物の近くには時計を置かない様にしてください!

③高温多湿、水を避ける!

湿気はクォーツ時計の金属部品のさびや腐食を引き起こします。

例えばお風呂やシャワー等、湿気が多い場所での使用は避ける様にしましょう。

防水の仕様により耐えられる水の量が変わってきますが、出来る限り、水から避けて使用する事を推奨します。

万が一水にぬれても、すぐに拭き取れば侵入のリスクは低くなります。

また、使わないときにリュウズを引いていれば電池の消耗は防げると思い、使っていない時計のリュウズを引いている人は多くいると思います。

確かに電池の減りは稼働時よりも低くなりますが、この状態ではリュウズの防水が効いていないので、個人的にはお勧めはしておりません。。。電池が搭載されている限りは、自然と電池も消耗されます。

これらはクオーツ時計を使用するにあたり知っていて損はない知識だと思いますので、頭の隅に置いて頂けると嬉しいです。